ミネラル
亜鉛
亜鉛はタンパク質の合成に関わるミネラルで、不足すると成長を阻害したり、免疫機能が低下します。食品の含有率が低いことなどから、摂取率が低い栄養素といわれます。亜鉛が欠乏状態になると、味覚障害になります。味覚が鈍くなり、濃い味付けを好むようになったり、甘さを苦く感じたり、まったく味を感じなくなります。舌に存在する味を感知する細胞が、亜鉛の不足によって正常に機能しなくなるためです。亜鉛不足に陥るのは、インスタント食品や加工食品、ファーストフードの増加が原因といわれます。
また、亜鉛は生殖機能と深い関わりがあります。男性の場合、亜鉛が欠乏すると、生殖機能が低下するといわれます。精子の生産に多くの亜鉛が必要とされるため、不足すると精子が減少したり、弱ったりしてしまいます。一方、女性の場合は妊娠しにくくなるといわれます。卵子には多くの亜鉛が含まれ、不足すると卵巣の働きが低下し、生理不順を起こします。女性はダイエットによる亜鉛不足が増えているといわれます。
亜鉛は美容の面でも重要な成分です。肌や髪、爪を健康に保つ上で亜鉛は欠かせない存在といえます。体内のあらゆる細胞はタンパク質からできており、その分解・合成に亜鉛が深く関わっているためです。不足すると、髪はパサつき、抜け毛が増えたり、爪にタテジワができたり、ニキビが増えるなどの症状があらわれます。
亜鉛はクエン酸やビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が上がります。しかし、過剰に摂取すると逆に免疫不全を起こしたり、貧血になることがあるので注意してください。